進化成長をやめた昔ながらの不動産業者の終焉

皆さん、こんばんは。
今日は電車の中でブログを書いています。

先日もFacebookで書きましたが、どこでも仕事ができる便利な世の中になりましたね~。
その代わりしっかり強弱をつけないとだめだなぁと思っているところです。
2期目はもう少しメリハリを利かせようと考えています。
できるかな~。

さて、今日はちょっとこのブログを見ていやだなぁと思う方もいらっしゃるかもしれませんので、

今後同業の皆さんで

『セミナー行くやつなんて』

とか

『いい歳して勉強するやつなんて』

とお思いの方は、きっと嫌な思いをされると思うので、見ないほうがいいですね。
できれば、このホームページにもお越しになられないほうが良いと思います。
大丈夫ですかね。
それでは、今日のお話です。

なぜこの仕事をしているのか?

私は、今年の8月2日に創業しました。
決して前から決まっていた路線ではありませんでしたが、創業しました。
会社に勤めていても、自分で会社を経営していても変わらない信念があります。

それは、

『困った人の役に立ちたい』

ということです。

『空室が埋まらなくて困っている』
『ご主人が急逝されて奥さんが急に1人で経営しなければならなくなった』
『言われるがまま不動産を購入してしまって、売ろうにも不動産価格が下がってしまって売れない』
『これから資産をどう維持していけばよいのかわからない』
『誰に聞いたらよいのかわからない』

色々な悩みがあると思います。
私はその受け皿になりたい。
そのようなことを感じながら、今まで仕事をしてきたわけです。

今後もその姿勢に変わりはありません。
私たちミライアンスとお取引していただく全ての方に

『あなたでよかった!』

と思ってほしいという願いを持っています。
そんな想いで事業を組み立てています。

 

相続(生前対策)について

次に、事業内容についてです。
私たちミライアンスがお客様に提供しているのは、

『空室が埋まらないときどうするのか?』⇒フィーリングリフォーム®

『資産をどのように維持していくのか?立て直していくのか?』⇒資産コンサルティング

『賃貸経営の参謀、あるいはセカンドオピニオンできる頭脳が欲しい』⇒賃貸管理、経営代行

『家族円満な状態で次世代につなぎたい』⇒相続コンサルティング

以上が、現在のメニューです。
フィーリングリフォーム®に対する想いは先日このコラムにのせましたので、今回は相続(生前対策)について書こうと思います。

 

あるご家庭のお話です。
ご主人は80歳代、奥様は同じく80歳代です。
お子様はお二人で、長男は別にご自宅を所有されていました。
ご結婚もされていて、お子様も2人いらっしゃいます。
次男はご主人、奥様と同居しており、お嫁さんが一生懸命ご主人と奥様の世話をしていました。

 

ご主人が家族全員を集めてこう言います。

ご主人 『みんな、今からよく聞いてくれ。今俺が持っている資産は妻A子に全部渡す。いいな。』

一同 『うん、わかったよ。父さんが稼いだお金なんだから、好きにすればいいよ。』

ご主人 『そうか!良かった。妻A子も生活していけなくなるからな。みんな頼むぞ!』

こんな感じで家族会議は終わります。その後、2年してからでしょうか。ご主人はお亡くなりになりました。

 

その時、長男は会社をひょんなことで首になり、無職になってしまいました。
奥さんはスーパーに勤めていましたが、パート代はほんのわずかです。
お子様2人は小学6年生と中学3年生、片方は受験で、お金もかかりますが、蓄えはあまりありません。

ご主人のお葬式が済んで、四十九日が過ぎ、相続について話し合いが持たれました。

 

奥さん 『お父さんが言っていたように、今回は私が全部相続するわ。みんな、いいわね。』

長男  『でも、遺言書ものこってないよな。法律には4分の1もらう権利があるって書いてあるみたいじゃないか。』

奥さん 『そんな!家と少しの財産しかないのに、私にそんなお金、払えるわけないじゃない!』

長男  『じゃ、家を売って払えばいいだろう。』

次男  『なんだ、そんなに言うのなら、うちも欲しい!』

こんな感じのお話になりました。
その後、この家族は奥さんと長男・次男の仲は悪くなり、ほとんど会うこともなくなりました。
そして、その1年後、奥さんも亡くなりました。
当然、長男と次男のしこりは残ったままで、残念ながら元に戻ることはありませんでした。

いかがですか?
これは実際にあったお話です。
若干登場人物は変えてますがよくセミナーなどでお話します。
少しご存知ならピンとくるでしょうが、遺言書を書いてさえいればこのようなことにはならなかった事例です。

皆さんはどう思われますか?

学ばない不動産業者

先日、賃貸管理業者さんとお会いしました。
その方は昔ながらの不動産業者さんです。
なので、賃貸管理を家賃の回収とクレーム処理係としか思っていません。
当然、何も学ぶ必要がありません。

『おのちゃん、なんでそんなに勉強するの?資格もいっぱいもっちゃって。趣味?』

と。
多分、この方に先ほど相続のお話の中であった家を売ってほしいという依頼があれば、自分の仕事が売買だから売って終わりでしょう。
しかし、私たち相続コンサルティングに携わる者であれば、

『なぜ売りたいのか?』
『最終的にどうするのかクライアントにとって一番良い方法なのか?』
を一緒に考えます。
時にはチームを組んで。
その時に何に学ばない人にあなたの大事な資産を任せていたとしたらどうなってしまうのでしょうか?

 

以前、私の大好きなある事業家の大先輩はこう言われてました。

『不動産屋は、すぐ儲かったと思うと勉強辞めちゃうんだよ。
 いい車乗れるしさ。でも、みんなはそれじゃダメだよ!』

また、神奈川の先生もこういわれてました。

『銀行から借り入れを受けることだけがレバレッジ(てこ)を利かせるってことじゃないからね。
管理会社を選ぶこと
でもレバレッジが利かせられるんだよ。』

と。

三ちゃん業者(父ちゃん・母ちゃん・爺ちゃん)と呼ばれた進化をやめた会社は淘汰されるのでしょう。
今までの延長線上でしかない人々は生き残っていけないと思っています。

今日も夜税理士さんのお話を聞きに行っていましたが、お仲間になれそうな方と知り合えました。
これから、家主さんのお役に立つイメージをしっかり持ってやっていきます!
今日はここまでにしておきます。

いつも読んでいただきありがとうございます!