大家さんの火災保険はどうして加入したほうが良いのか?
みなさん、こんにちは。
『大家さんの右腕』
フィーリングリフォーム®空室対策アドバイザー
小埜(おの)正敏です。
今日は大家さんの火災保険についてお話しますね。
・入居者さんが入っている火災保険があるから、大家さんは火災保険入らなくても大丈夫?
・大家さんの火災保険は火災でしか使えない?
もし、このように思われている大家さんは絶対に見てくださいね♪
ある大家さんとの一コマ
先日、ある大家さんとお話した時のことです。
大家さん 『先日さ~、建物の故障があってさ~。参ったよ~。』
おの 『そうなんですね~。それは大変でしたね。修理に時間が掛かった
とかですか?』
大家さん 『すぐ工務店さん来てくれて、何とか直したよ~。』
おの 『そうですか~。よかったですね!じゃあ、何が参ったんですかぁ?』
大家さん 『おのさん、そりゃお金だよ!』
おの 『いくらくらいかかったんですか?』
大家さん 『(ごにょごにょ。。)』
おの 『ぎょえ~!!!!ほんまですか?ありゃりゃ。でも、その場合、保険で行けますやんね?』
大家さん 『保険って火災保険やんね?火災保険って火災の時だけちゃうの???』
こんなやり取りでした。
この大家さんは、保険の内容を把握されていなかっただけでなく、特約の内容も適切ではなかったため、
一度見直しをすることになりました。
火災保険はなぜ加入するのか?
ちなみに、大家さんに限らず、保険はなぜ入るのでしょうか?
日本の保険で資産運用を目的に加入されている方はほとんどないと思います。
大多数の方が、『いざ』という時のためのリスク回避の方法として保険に加入されるのではないでしょうか。
それでは、リスク回避の方法としての保険を見ていきましょう。
保険加入の有無・特約の有無はどのように考えたらよいのでしょうか?
基本は、発生頻度や損害規模に応じて、保険を使う、使わない、特約を付ける、付けないの判断をします。
保険事故はそんなに発生頻度は高くなく、損害が大きいリスクについては、火災保険などでリスクの移転をします。
例えば、地震とか火災のケースですね。
一方で、同じく発生頻度が低く、損害の規模が少ないものはどうでしょうか?
瓦割れなど住宅の小修繕の場合です。これについては、いざとなったら別に保険を使わずとも、自分で出費しても
それほど多額にはなりませんね。
では、事故の発生頻度が高い場合を見てみましょう。
事故の発生頻度が高く、損害の規模が大きい場合は、リスクそのものを回避する必要があります。
台風とか洪水などがこのケースだと考えられます。これは、建築時に風や雨に強い建物を建設するなどして
被害を回避するということになりますね。
そして、窓ガラスの破損など、頻度が高く、損害が小さいものについては、使用方法に注意するなどして
リスクを防止・軽減するわけです。
このような原則を踏まえながら、個別の事情を考慮して設計することになります。
大家さんが入る火災保険と地震保険
これは、住宅火災保険・住宅総合保険・新型火災保険など、いくつか種類があります。
大家さんで加入されることが多いのが、住宅総合保険でしょうか。
火災・落雷・雷・破裂・爆発・雪災・ひょう・盗難・水濡れ・水災・建物外部からの落下・衝突・騒じょうなどによる
損害を補償します。ポイントは、突発的・偶発的です。
あとは、契約金額の設定には『時価』と『再調達価格』がありますので、なるべく再調達価格で契約するようにしてください。
地震保険は火災保険の特約として加入することになります。
補償内容は、地震・噴火・津波での損害などである。
ちなみに、地震によって火災が発生した場合は、火災保険だけで地震保険加入していなければ、補償内容には含まれないので
注意が必要です。
ほかにも。施設賠償責任保険の加入、その他見舞金・特約などをしっかりとチェックして、いざという時に備えましょう。
ここで皆さんに質問です。
こんな相談に乗ってくれるプロはあなたの周りにいますか?
本日もお読みいただきありがとうございました!