繁忙期を超えて部屋が埋まらない家主さんの共通点

皆さん、こんにちは。
昨日からだいぶ寒くなってきましたね~。
風邪をひかないように気を付けてくださいね!

今日は、以前賃貸マンションやアパートのオーナーさんにお会いした時に感じたことを書こうかなと思います。

実は、2年前のサラリーマン時代も結構セミナー講師をやっていたのですが、このときは正反対のことを話していました。

なぜかというと、セミナー開催の目的が『管理物件獲得』だったからということと、ホントにそう思っていたからなんです。
管理を任せてもらうことこそ健全経営への近道だと信じていたんです。

管理をさせてもらい、家主さんの賃貸経営をよい方向に導くことは誤りではありません。
しかし、管理をすることが目的となってしまっては、家主さんのお悩みを解決することはできません。
ましてや、家主さんのお悩みを聞かずして管理受託しても、人の代わりに管理をするという程度の仕事になってしまいます。
今日は、そのあたりを書きたいと思います。

繁忙期を超えて部屋が埋まらない家主さんの共通点

  1. 物件のことを知らない

  2. ヒマになってから動く

  3. 管理会社さんや仲介会社さんのせいにする

これ、ホント多いです。
「もしかしてワタシのこと?」と思う方がいらっしゃれば、要注意です。

1.物件のことを知らない

家主さん  「何言ってんだよ。
       俺が一番物件のこと知ってるに決まっているやないか!」

ワタシ   「じゃ~、家主さんの物件、いいところを10個あげてみてください。」

家主さん  「そりゃ、あんた、いっぱいあるがな。ちょっと部屋は狭いけど、一人で住むには十分だろ?それから、風呂とトイレもついてるし、ネット代はかかるけど、使えるし文句ないだろ?」

ワタシ   「なるほど~。じゃ、よくないところを教えてください。」

家主さん  「ないんじゃないの?ちょっと駅から遠いけど、俺は気にならないし。学校もあるけど、夜は静かだし、気にならんよね!」

ワタシ   「じゃ、なんで30室中10室も空いてるんでしょうね。」

家主さん  「・・・」

ここで少し考えてみます。
物件の悪いところを良いところにして伝えることは、よくありますね。
賃貸仲介の世界でも以前は勉強会で徹底的に学んだもんです。

北向き・東向き→ 京都は南向きなんて暑くて住めない
         むしろ、北と東には山があるから景色が良い

部屋が狭い  → 掃除がラク

コンロが電熱 → 男の子は家事しないでしょ
         今は電気ケトルあるし

などなど。
部屋探しの方にデメリットを伝えながら強みにするときはこれでOKです。

しかし、空室対策をする時は、これではNGです。
これを聞いた仲介業者さんが、心の中でどう思っているかというと、

『おすきにどうぞ。』

これです。
あくまで客観的に出したデータや意見、情報をもとに短期間でPDCA(Plan・Do?Check・Action)を回すと良い結果が出やすくなります。

2、ヒマになってから動く

これもあるあるです。
繁忙期が終わって、皆さん一挙に家賃を下げにきます。
その時、部屋探しはだいぶ少なくなっているので、ほぼ焼け石に水状態になります。

繁忙期前に管理会社さんと打合せをしっかりする必要がありますね。
そして、都度不発に終わったときにどうするか?を想定しておきましょう。

しかしながら、管理会社さんによっては、この時期が一番忙しい時期です。
打ち合わせすらもしっかりできないことが多いですね。
でも、そのようなところは客付力が高いということもあったりしますので、地域やその物件にもよります。

3.管理会社さんや仲介会社さんのせいにする

お前のところが悪い!
どうしてくれるんだ!
的なやつです。

この場合、ダメな理由がはっきりしていてそのダメな理由が解消されるのであれば、管理変更もいいのかもしれません。
しかし、そもそも全部丸投げはこのご時世、どうかと思ってしまいます。
『任せてください!』と言っていたワタシが話すのもなんですが。

これからは、会社起業でも、家主業でも、相続対策でも、都度ユニットを作って小規模でプロジェクトを組んで進める方式が一般的になると思っています。
そのプロジェクトリーダーは・・・

そう、『家主さん!!』です。

そうしてチームで立ち向かうことで、楽しく経営をする。
足りないところはチーム内で補う。
1つの会社・個人にすべてを求めない。

これだと思います。
ワタシの事業でもしっかりあてはまります。

チームビルド、面白いと思います。
今日もお読みいただきありがとうございました。