滞納賃料の回収はスピード重視！
こんばんは。
『大家さんの右腕』
フィーリングリフォーム
空室対策アドバイザー
小埜 正敏 です。
『なぜ家賃保証会社加入が必須になっているのに
家賃滞納がクローズアップされるのだろう？』
このように思われたことはありませんか。
確かに、賃貸借契約をする場合、連帯保証人を
つけることが主流になっていますが、それとは
別に家賃保証会社加入必須になっているケースが
多いです。
平成28年10月に国土交通省住宅局より出された
『家賃債務保証の現状』という資料によると、
〇家賃債務保証業とは、賃借人の委託を受けて、当該賃借人の 家賃の支払いに係る債務を保証することを業として行うもの。 〇賃貸借契約の約９７％において、何らかの保証を求めており、約6割が 家賃債務保証会社を利用。 〇近年、高齢単身世帯の増加や人間関係の希薄化等を背景として、 家賃債務保証会社の利用が増加。 〇入居者が家賃債務滞納保証会社に保証料を支払うことで、家賃滞納時の 立替え等に関する保証サービスを活用することができる。 〇契約時の保証料は、初回時月額賃料の50％、以降一年毎に1万円と設定して いる事業者が多い。 〇保証対象としては、家賃滞納、現状回復費用、訴訟費用、残置物撤去費用等が多く、 事業者により異なる。
と記されています。
ほぼ内容通りかと思います。
では、大家さんの立場から見て、家賃保証会社を利用できないケースとは
どんな場合なのでしょうか？
一緒に考えてみましょう。
満室カメラマンの福明 美津枝さん※カメラとお花に囲まれている
右上の女性です。
されていました。
福明さんは、いっつも満面の笑みで
周囲を和やかにしてくれる太陽の
ような方なのです。
なのですが、これがまた良い味を出しております。
『満室～、だいすき～。』
この掛け声にいつも癒されている小埜でございます。
写真の撮り方はさすがプロだけあって、一級品であります。
今はステージングと物件写真撮影を専門としてお仕事を
されておられます。
についてまとめておられます！
大家さんも管理会社さんも参考になるはずです。ダウンロードはこちら
あるいは、超低属性のアパートの管理では、すっごく
しんどい問題なのであります。
うちで現在管理している物件では、滞納総額がえげつない
金額が計上されておりました。いわゆる、7桁を通り越して
8桁でございます。
ってな感じです。
かれこれ半年ほどで半分以上回収し、あとは3桁前半
にやっとなりましたが、最初の数か月、地獄でした。。。
なぜ、滞納賃料の問題はこれほどまでに関わる人の精神を
病ませてしまうのでしょうか？
それは、滞納賃料がもともとあるお金を回収するということではなく、
既になくなっている、あるいは足りないお金からどう回収するか？
そして、払えない方については、次の生活を見せてあげる（言い方
悪いと出て行ってもらう）ようにして、その後で回収していくと
いう高度な技術が必要となります。
実際に数名はボクも市営住宅に移ってもらって、毎月入金してもらっ
ていたりします。
滞納される方は、もともと他にも支払い先があります。
借金・飲み屋のツケ、光熱費の支払いなどなど。
この沢山の支払いの中から、家賃の支払いを一番に考えてもらう
ように洗脳する必要があるわけです。
じゃあ、どうすればよいのか？期限を切って、1日でも超えたら、
『小埜、あいつうるさいなぁ。いややし、払わなあかんかなぁ。』
と思わせることが重要なのです。
こまめに素早くが鉄則です。
そして、なぜ支払いが遅くなっているのか？を
確認する必要がありますね。
ここは、親身になって、話を聞いてあげてください。
アメとムチですよ！
もし、このあとも滞納が続きそうであれば、
そこが解消されない限り解決の糸口は見つかりません。
なので、自然に退去してもらう方向で話を持って行ったり
します。
傷口が浅いうちに対応するということが、滞納でいろんな人が
不幸にならないより望ましい方法なのではないでしょうか？
今は滞納保証会社がありますから、そこまで心配いらないこと
が多いですが、築年数が古いアパートや戸建てはそのような問題
を内包しています。
このあたりの交渉は
人と人
そこそこレベルの高い技術がいります。
客付けだけが管理会社の仕事じゃありませんよ！！
以上、本日もお読み頂きありがとうございました。